名寄せとは何か?

名寄せとは?

名寄せ(なよせ)とは、もともとは金融機関における業務の通称です。
最近では「名寄せ」の定義が拡大していて、金融機関以外でも「顧客の一元管理」の文脈のなかで「名寄せ」という言葉が使われるています。

<Wikipediaより引用>

同一金融機関内、より狭くは同一支店内に同一顧客(自然人・法人・法人格を有しない団体等を問わない)が、複数の口座を保有することになった場合、後続する口座を開設する際に、顧客属性情報(「名前」「住所」「生年月日」「設立年月日」等)を用いて既存口座との権利主体・属性一致を確認し、一致する場合は、同一顧客の複数口座として「一元管理」する手続きのことをいう。
もともとは当該金融機関の管理上の利便性・正確性を確保するための内部手続きであった。預金口座(貯金口座)に限定した定義がみられるが、例えば銀行の場合、預金口座と貿易取引口座(信用状取引等)との「名寄せ」もありえるため、預金に限定はされない。
ところが、預金保険法施行以後は、当該法律に基づき、ペイオフの手続き上、預金額確定を目的とする「名寄せ」の必要性が生じた。そのため、上記の内部的な「名寄せ」だけでなく、社会的意義・必要性が付加されることとなった。
さらに昨今は、「名寄せ」の定義が拡大し、金融機関以外でも、「顧客の一元管理」の文脈のなかで「名寄せ」が語られたり、個人情報保護・機密漏洩の文脈で、「(本人の同意なく取得した)個人情報の一元管理」の文脈のなかで「名寄せ」が語られるなど、その意味は拡大しつつある。

一般企業で行われている名寄せ

「名寄せ」とは、もともと金融機関で口座を一元管理するために行われてきた業務ですが、一般の企業ではどうでしょうか。一般の企業で行われる名寄せは、顧客データまたは見込顧客のデータに対して行われることがほとんどでしょう。

その目的はさまざまですが、多くは営業活動のためです。例えば、営業先のターゲットを絞り込むためだったり、ダイレクトメールの送付先のリストを作成したりなどです。

例えば、「営業担当者が収集した名刺リスト」、「セミナー参加者リスト」、「展示会来場者リスト」など、複数の経路で集めたデータを結合するなどの作業が必要になるわけです。

名寄せ

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